はじめに
5月に第一子が産まれました。ありがたいことに育休を取得できたため、初めての子供でしたが余裕を持ってお迎えできたと思います。
そして早いもので既に2ヶ月が経ちました。育休もまもなく終わりを迎えるため、一度このタイミングで最初の2ヶ月間がどんな様子であったのか、簡単にまとめたいと思います。
子供を持たない人からすると、子育てには漠然と忙しくて大変なイメージがあるかなと思います。実際私も、自宅に赤ちゃんが来るまではどんな風に生活が変わるのかを想像できていませんでした。
個人的な記録という側面もありますが、出産直後の育児に対する具体的なイメージを共有できたら嬉しいです。
ちなみに、あくまで私の経験だけをベースに書いております。家庭の状況や赤ちゃんによっても個人差は多分にあるかと思います。
この時期に役立った育児アイテムについては、買って良かった育児グッズ 〜 新生児編 〜 にまとめていますので、そちらもよろしければ。
出産から退院まで
まず最初に、赤ちゃんが産まれてから退院までについて書きます。
妻が出産を終えてから自宅に戻るまで、1週間ほどの入院期間があります(自然分娩か帝王切開かで若干期間に変動はあります)。
出産直後のお母さんの体はボロボロで、巷ではよく「交通事故に遭ったのと同じ状態」と言われます。
そんな状況ながらも、お母さんは出産したその日から、慣れない入院生活と同時に赤ちゃんのお世話もするというスーパーハードモードの生活が始まります。
後でも触れますが、産まれたての赤ちゃんの授乳は3時間に1回必要で、それを1日中やる必要があります。
妻に聞いたところ、病院での授乳に関連する作業はだいたい次のような感じで、1時間15分程かかるそうです。これに加え、検査や処置、沐浴指導などもスポットで入るため、休める時間は3時間のサイクルの中の半分くらいだそうです。
| 所要時間 | 所要時間 (累積) | やること |
|---|---|---|
| 0分 | 0分 | 赤ちゃんが泣く |
| 5分 | 5分 | おむつ替え |
| 5分 | 10分 | 母乳の準備 |
| 2分 | 12分 | 母乳量を測るための赤ちゃんの体重測定(授乳前) |
| 15分 | 27分 | 母乳を与える |
| 2分 | 29分 | 赤ちゃんの体重測定(授乳後) |
| 15分 | 44分 | ミルクを作る&与える |
| 10分 | 54分 | ゲップ |
| 5分 | 59分 | おむつ替え |
| 1分 | 60分 | 記録 |
| 15分 | 75分 | 助産師さんからのヒアリング・指導(昼夜問わず) |
このように、妻はかなり忙しい入院生活を送っていたため、夫である私が入院期間にできた事といえば、ただひたすらお土産をもって面会に行くことだけでした。毎日ゴンチャを買って持っていったので、退院後にゴンチャカードのランクが無事マスターとなりました。
基本的に、入院期間に夫ができることはほぼありません。この期間は最後の優雅なひとり時間であると同時に、 「如何に出産において男が無力であるか」 をひしひしと感じる日々でもありました。
妻の入院生活の過酷さは知っていたので、退院に向けたお迎えの準備はいつもより頑張ったつもりです。できるだけ楽しく自宅に帰ってこれるように、部屋に飾り付けをしたり、プレゼントを用意したりしました(飾り付けなんてしたことがなかったので、ガーランドという言葉を初めて知りました…)。
赤ちゃんのお迎えと育児のスタート
無事、妻と赤ちゃんが退院して家に帰ってきたら育児がスタート!です。
新生児期の赤ちゃんは本当に驚くほど小さくて可愛いんですよね。みるみる大きくなっていくので、とても貴重な時間です。
さて、まず最初に書いておきたいのは、退院したその日から急に赤ちゃん中心の生活にガラリと変わるということです。意外に自覚するのは難しい気がしますが、最初は覚えることも多いので、ライフスタイルの変化自体が負荷になる、と感じました。
もちろん、色々な事が初めてという中で、夫婦で試行錯誤しながらこなす育児は新鮮で、楽しい面も多分にあります。赤ちゃんも可愛いです。
一方で、出産直後の妻は基本的に、体の回復を最優先にしなければいけませんし、「産後うつ」とよく言われるように、メンタルも自然と不安定になります。病院からは少なくとも1ヶ月は安静にするようにと言われていました。この時期を産褥期(さんじょくき)と呼ぶそうです。
というわけで、最初の1ヶ月については特に夫の協力が重要だと言えます。そうでなくとも個人的には、出産では何も力になれなかったという思いが大きかったので、ここは頑張りどころだなという感覚がありました。
授乳、おむつ替え、沐浴、家事。やれる範囲のことは全てやったつもりですが、料理がすごく得意というわけではないので、特にメニューを考えるのは大変でした。とはいえ育休期間中はそれらに全力投球すれば良いだけですし、子供が1人の内はまだ時間にも多少余裕があるかなと思いました。
親の話を聞いていると、昔は里帰り出産が主流だったため、この時期は両親の手を借りながら乗り越えるのが普通だったようです。今では核家族化が進み、育休を活用して夫婦で子育てする家庭も多いですよね。もし育休が取れない、かつ里帰りもしないとなると、妻に負荷が寄ってしまうため相当しんどいだろうなと思います。
というわけで、新生児の育児の大変さの一つ目として、 「ライフスタイルの大きな変化、産後ママの療養との両立」 があるかなと思いました。
生後1ヶ月までの育児
新生児の育児でやることは意外にシンプルで、基本的には次の3つだけです。
- 3時間に1回の授乳
- 1日1回の沐浴(お風呂)
- 適宜おむつ替え
冒頭でも書いたように、新生児期の赤ちゃんは 少なくとも3時間に1回の授乳が必要です。
何が大変かと言われれば、とにかくこの授乳です。今までは普通だった「夜にまとまった時間寝る」ができなくなり、睡眠不足になります。睡眠不足であるがゆえに日中も眠いという悪循環になります。
なんとなく、3時間に1回と聞くと意外に出来そうと思ってしまうのですが、実際には授乳に30分程度を要し、そこから抱っこをして寝かしつけ、もし赤ちゃんがそのままうまく寝てくれれば次の授乳まで休憩できるという具合です。自由な時間は基本的に長くても2時間ずつくらいです。
またこの時期の赤ちゃんは基本的に、起きている時は泣いています。抱っこしないと泣き止まないので、寝ていない時間=抱っこタイムです。調子が悪いときは寝かしつけがうまくいかず、なんだかんだでそのまま次の授乳に突入ということさえあります。
新生児の育児の大変さの2つ目として、「頻繁に授乳が必要で育児以外の時間を確保しづらい、時間を取れても睡眠不足で眠い」 があるなと思いました。
生後1ヶ月から2ヶ月まで
生後1ヶ月を乗り切ると、ちょうどそのタイミングで健康診断があります(1ヶ月健診)。ここで無事に赤ちゃんの健康と成長が確認できると、晴れて3時間に1回の授乳から解放されます。
実際には、引き続き3時間に1回程度は授乳をするのですが、これまでの 寝ている赤ちゃんを起こしてでも3時間に1回必須 のルールが夜間は緩和され、最大5時間程度を目安に頻度を緩めて良いと言われました。(赤ちゃんの成長具合や季節にもよります。夏だと授乳間隔を空けすぎると脱水症状の恐れもあるためです。)
これにより夜間の授乳が楽になる日が出てきはじめ、個人的にはここが少し気持ちが楽になるポイントでした。
さらに、1ヶ月以降は赤ちゃんと外出もできるようになります。妻も体調が少しずつ回復し、産褥期の終わりが見え始めます。毎日ちょっとしたお出かけができるようになり、夫婦揃ってのリフレッシュがしやすくなります。
赤ちゃんは抱っこ紐で外を歩いていると寝てくれることも多く、スーパーに行ったりカフェで少しゆっくりしてみたり等、生活と育児の両立ができるようになってきます。嬉しい。
また、授乳の頻度は大きくは変わりませんが、授乳や沐浴のルーティンも板についてくる頃です。
赤ちゃんは少しずつミルクの量が増え、顔や体格にも変化がでてきます。声を出したり笑い始めたりもし、色々なところで成長を実感できるようになります。
最初の2ヶ月を終えて
生後1ヶ月までの育児で重要だと感じたのは、夫と妻の役割分担でした。
私たちの場合は、家事を私が担当しつつ、授乳は混合で進めていたので母乳を妻が、そのあとのミルク+寝かしつけを交代で担当しました。
また夜間はシフト制にし、片方が20時〜2時を担当、もう片方が2時〜7時を担当するなど、別々のタイミングで睡眠を取るようにしたりしました。
妻が寝ているタイミングの授乳は基本的にミルクのみで対応します。とはいっても妻は母乳を3時間に1度出す必要があります(赤ちゃんに飲んでもらわなくても)ので、そんな時は こちらの記事 で紹介した搾乳器で搾乳のみにとどめ、サクッとまた就寝してもらう流れにしていました。
また、現在は既に完全ミルクへと移行し、授乳が属人的でなくなったので搾乳の問題は解決しました。
1ヶ月を過ぎた辺りで妻の体調も回復してきたので、色々なことを分担しながら生活をしています。
おわりに
最初の2ヶ月の育児を振り返ってみて、その大変さは
- ライフスタイルが大きく変化すること
- 産後のママは安静にすることと育児のバランスが難しいこと
- 頻繁に授乳が必要で育児以外の時間を確保しづらいこと
の3つかなと思いました。
この記事では備忘録的に、「どのような大変さがあるか」にフォーカスして書いていますが、もちろん大変であるよりも先に、可愛さ、微笑ましさ、楽しさがたくさんある毎日であることも念のため書いておきます。笑
また、育休が何不自由なく取れていることは、(仮にそれが労働者の権利であったとしても)職場の理解と協力があってのことだと思うので、とても感謝しています。
毎日何に追われるでもなく、ただ我が子を育てることだけに時間を使うことができるこの期間は、何事にも代えがたい貴重な機会だったなと感じています。
この2026年は、ちょうどAIが勃興する殺伐としたご時世というのもあり、一体この社会がどこに向かうのだろうと不安になる時も多々ですが、産まれたてのぷくぷくまんまる赤ちゃんを見ていると、何事も前向きに捉えていくしかないな、と思えてきます。